【きょうの料理】そうめんちりの作り方｜広里貴子さんのレシピ

きょうの料理

2024.11.27

2024年11月27日初回放送　NHK「きょうの料理」では、朝ドラの料理を担当している広里貴子さんにより連続テレビ小説”おむすび”に出てくる「米田家」の魅力あふれる食卓を再現していただきました。

ここでは、『そうめんちり』を教えてもらいます。そうめんちりは糸島を代表するハレの日のごちそう。人が集まるときにたっぷりつくってふるまわれるそう。鶏ガラから丁寧にとったスープは味わい深く一度食べたら忘れられないおいしさだそうです

材料と作り方をまとめましたので、ぜひ参考になさってください。

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そうめんちりの作り方

そうめんちりの作り方

材料（4人分）

鶏もも肉（若鶏）…400g
鶏ガラ（若鶏）…１羽分(400g）
白菜…300g
糸こんにゃく…1/2袋(200g）
焼き豆腐…1/2丁(150g）
青ネギ…1/2ワ
そうめん…200g

［A]

砂糖…60g
しょうゆ…カップ1/2（あれば甘口しょう油がよい）

作り方

１．鶏肉は2cm角に切る。鶏ガラは耐熱ボウルにいれて熱湯をかけ、表面が白くなったら冷水にとり、内臓や血の塊を取り除く（霜降り）。水けをしっかりと拭いて鍋に入れ、水1.5ℓlを注いで強火にかける。沸いたらアクを取り、弱めの中火で約20分間煮る。

煮る前に熱湯をかけると、くさみが取れて雑味のないスッキリした味わいのスープに。

煮ているうちに黄色い脂が浮いてくるが、これはうまみなので取り除かない。

２．白菜は3cm四方に切る。糸こんにゃくは水から下ゆでして湯をきり、食べやすい長さに切る。焼き豆腐は一口大に切る。青ネギは３㎝長さに切る

３．そうめんは袋の表示時間より短めに（やや堅めに）ゆで、ざるに上げて湯をきる。流水で洗って水けをしっかりきり、器に盛る。

４．①の鍋の鶏ガラを取り出し、鶏肉を加えて5分間ほど煮たら、Aを加える（この時点でスープは1.2ℓくらいになっている）

５．白菜と糸こんにゃくを加えて2～3分間煮たら、焼き豆腐と青ねぎを加える。。野菜に火が通ったら、③のそうめんにかける。

手間ひまかけてつくるそうめんちりは、人が集まるときのごちそうとして親しまれてきました。本来は、うまみの濃い親鶏の鶏ガラを約1時間煮てスープをとりますが、ここでは手に入りやすい若鶏の鶏ガラで代用し、煮る時間も短くしています。もっと簡単に作るなら、鶏ガラを使わず、その分鶏もも肉を1.5倍に増やし（600g）、15分間ほど煮るだけでもOKだそうです。

また、スープにたっぷりの砂糖を加えるのも、昔から甘い味が親しまれてきた九州地方ならでは。糸島ではコクのある甘さの黄ざらめ（茶褐色で結晶の大きい砂糖）を使うのが定番です。