2023年8月7日初回放送 NHK Eテレ「きょうの料理」では料理研究家の藤井恵さんにより「お助け!夏の冷凍レシピ」のタイトルで、肉の下味冷凍を使って作るメニュー「夏のトマトシチュー」が紹介されました。
暑い夏は、キッチンに立つのもちょっぴり気が重い。食材も傷みやすい。そんな悩みを解決するのが、今回紹介する冷凍術。スタミナがつく肉料理も、夏の太陽をたっぷり浴びた夏野菜も、冷凍を味方につければ栄養素を逃がさず、料理もグッとラクになります。
肉に味つけをして冷凍ストックしておけば、どんな味つけにするか悩まずにすむから、日々の食事作りが楽になります。食べるときは生の野菜をプラスして加熱料理をするだけです。
冷凍の基本
いつ・何を冷凍したか書いておく
忘れないように、いつ・何を冷凍したかメモしておく。油性のペンで保存袋に直接かいても、マスキングテープなどに書いて貼りつけてもOK.
平らにして空気を抜く
保存袋の中身をできるだけ薄く平らにしておくと、凍結と解凍の時間が早くなる。カードやへらなどを使うと平らにしやすい。
バットにのせて冷凍庫へ
バットにのせて冷凍庫に入れると、凍る際に形が崩れない。凍ったらバットを外せば、薄くなるので冷凍庫内で場所をとらず、収納しやすい。
肉の下味冷凍『まいたけビーフ』
冷凍用保存袋の中で、肉と調味料や香味野菜をからめて冷凍します。
まいたけには、肉を柔らかくする酵素が含まれているので、たまねぎなどとともに牛肉にからめると、リーズナブルな赤身肉がびっくりするほど柔らかくなります。
材料(2人分)
- 牛赤身肉(ステーキ用)…2枚(300g)
[A]
- まいたけ(みじん切り)…1パック分(100g)
- たまねぎ(すりおろす)…1/4コ分(50g)
- にんにく(すりおろす)…1かけ分
- 白ワイン…大さじ2
- オリーブ油…大さじ1
- 塩…小さじ1/3
- こしょう…少々
作り方
1.牛肉は、フォークで両面を細かく刺し、穴をあける。
2.冷凍用保存袋にAを入れ、菜箸で混ぜ合わせる。
2.豚肉を加え、袋の上からよくもんで味をなじませる。袋を平らにして空気を抜き、口を閉じて冷凍庫で凍らせる。
夏のトマトシチュー
解凍した牛肉と漬け汁にフレッシュトマトを加えて煮ると、さっぱりした夏向きのシチューになります。みそを少し加えて、コクをプラス。
材料(2人分)
- まいたけビーフ…2枚全量(上記参照)
- トマト…(小)3コ(450g)
- ズッキーニ…1/2本(120g)
- パプリカ(赤・黄)…(大)角1/2コ(各110g)
- イタリアンパセリ(あれば)…適量
●みそ
作り方
1.まいたけビーフを袋ごとボウルに入れ、10分間ほど流水に当てて解凍する。
2.トマトはすりおろす。ズッキーニは1.5cm厚さの輪切りにする。パプリカはヘタと種をとり、一口大に切る。
3.まいたけビーフを漬け汁ごとフライパンに入れ、牛肉を料理ばさみで一口大に切る。2と水カップ1/4を加えて中火にかけ、煮立ったら弱めの中火にして10~⒂分間、煮汁がトロリとしてくるまで煮る。みそ小さじ2を加えてひと煮し、器に盛ってイタリアンパセリを添える。
まとめ
本記事では「きょうの料理」で放送された、藤井恵さんの「お助け!夏の冷凍レシピ」1日目まいたけビーフを使った『夏のトマトシチュー』をご紹介しました。
肉の味が決まっているので、トマトや野菜を加えて煮込むだけで夏のシチューの完成です。
ちょっと手間をかけてストックを作っておくと、調理がグッと楽になりますね。ぜひ、作ってみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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きょうの料理
放送
- Eテレ(月・火曜) 午後9:00~9:24
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再放送
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- Eテレ(水曜) 午後9:00~9:23
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