2024年12月23日 NHKEテレ「グレーテルのかまど」で放送された『クリスマスの怪物クランプスブレッド』の作り方を紹介します。
クランプスは大きな角をもつ怪物で、聖ニコラウスの日(12月6日)の前夜に現れ、悪い子を地獄に連れ去ると伝えられています。日本の”なまはげ”の感じでしょうか。クランプスは子供たちにプレゼントをくれる聖ニコラウスとともに訪れる存在でもあります。昔から一家に一体手作りのクランプスの衣装があるとのことで、クランプスが集合する様子は、モフモフで怪物というよりなんだか可愛らしい感じもします。このクランプスを模したブリオッシュパンを食べる習慣が、オーストリア、スロベニア、南ドイツの山間部に根付いています。見た目は怖い怪物でも、甘いパンは大人気で、ジャムやココアを添えて楽しむのが定番です。異国のクリスマスの習慣に触れてみるのも楽しいですね。
材料及び作り方をまとめましたので、ぜひ参考になさってください。
クリスマスの怪物クランプスの作り方
バターとレモン薫るのかわいいクランプスを作ってみませんか

画像:グレーテルのかまど
材料(7個分)
- 準強力粉…250g
 - 塩…5g
 - グラニュー糖…50g
 - インスタントドライイースト…1.5g
 - 全卵(Mサイズ1個分)…50g
 - ラム酒…15ml
 - レモン(国産)の表皮…1/2個分
 - 牛乳…110ml
 - 無塩バター…80g
 - 強力粉(打ち粉用)…適量
 - 全卵(塗り卵用)…適量
 - レーズン…14粒
 - ドレンチェリー(赤)…2粒
 
準備
- レモンをよく洗っておく。
 - 粉をふるっておく。
 - 牛乳を30℃くらいにし、バターを常温に出し、指が入るくらいのかたさにしておきます。
 - オーブンを発酵機能30℃に温めておきます。
 - オーブンを200℃に温めておきます。
 - ドレンチェリーを三角に切っておきます。
 
作り方
- レモンの表皮をすりおろします。
 - 準強力粉、塩、グラニュー糖をあわせる。
 - あたためた牛乳にインスタントドライイーストを溶かし、全卵とラム酒を加えて混ぜます。
 - 2に3を加えてから1を混ぜ、こねます。
 - ほぼ粉けがなくなったら台に移し、手で押し出すようにこねます。
 - ダマがなくなり均一な状態になったらひとつにまとめ、持ち上げて台にたたきつけます。そのまま生地を手前に軽く引っ張ってから向こう側に折り返します。
 - 生地の向きを90度変えながら、表面が滑らかになるまで6を繰り返します。
 - 生地を一部とって指先で伸ばし、膜(グルテン膜)が確認出来たら、台に広げ、バターを上にのせます。
 - 生地とバターを一緒にちぎるようにしながらなじませます。
 - 両手を大きく前後に動かし、手のひらで生地を台に押し付けるようにしてこねます。
 - 再度まとまってきたら、6、7の作業を繰り返します。
8と同様に生地を一部取って伸ばし、薄い膜が確認出来ればこねあがり。 - 丸くまとめてボウルに入れ、ラップやぬれ布巾などをかけて表面が乾かないようにし、室温で1時間ほど発酵させます。
 - 台に出し、軽く丸めてボウルにもどし、表面が乾かないようにボウルごと袋に入れ、冷蔵庫で一晩(12~20時間)発酵させます。
 - 天板1枚分ずつ成形します。冷蔵庫から生地を出し、7等分(75~80gずつ)に切り分けます。
使用しない分はバットに並べ、表面が乾かないように袋で包み、冷蔵庫にもどしておきます。
 - 成形する分の生地を軽く丸め、10分程度常温で休ませます。
 - とじ目を上にしてガスを抜き、中央部分が少し重なるように両端から折り込みます。
 - さらに半分に折って棒状にします。
 - 両端をとがらせ、15㎝くらいの棒状にします。
 - 転がしながら、端から1/3~1/4辺りを手刀でくびれさせて頭を作ります。
 - 頭の部分に角、胴体の部分に手足の切り込みを入れます。
 - うすく油脂を敷いた天板にのせ、30℃のオーブンで一時間発酵させます。
 - 表面に卵を塗り、目の部分にレーズンをおき、胴体の部分と口に切り込みを入れます。
 - 200℃のオーブンで10~15分焼きます。
 - 口の部分に再度切り込みを入れ、準備6のドレンチェリーを飾ります。
 
食べごろと保存方法]
- 冷めてからが食べごろです。
 - 翌日までにお召し上がりください。
 
まとめ:グレーテルのかまど|クリスマスの怪物クランプスのレシピ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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『グレーテルのかまど』
放送:NHKEテレ(毎週月曜) 午後10時
再放送:NHK総合(毎翌週月曜) 午前11時05分
NHKEテレ(毎翌週水曜) 午後3時10分
【声】キムラ緑子
【出演】瀬戸康史
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