毎年3月に開催される「うたづの町家とおひなさん」。香川県宇多津町の「古街(こまち)」と呼ばれる町屋が残るエリアを中心、数十軒のもの民家や商店などにひな人形が飾られる行事で、毎年大勢の見物客でにぎわいます。新型コロナウイルスの感染拡大以降、中止だったり規模縮小だったりしましたが、今年は実行委員会を中心に準備を重ね、無事に第20回目の開催となるようです。
令和5年第20回『うたづの町家とおひなさん』概要
開催日時
日時:令和5年3月4日(土曜日)午前9時~午後5時
(開会式は午前8時45分より)
令和5年3月5日(日曜日)午前9時~午後4時
開催場所
宇多津町古街(こまち)周辺(宇多津町役場南側)
シャトルバスについて
当日はJR宇多津駅と宇多津町役場を往復する無料シャトルバスを15分~20分ごとに運行
<始発便>JR宇多津駅南口 午前9時発(両日)
<最終便>役場前 4日:午後5時15分発
5日:午後4時15分発
駐車場
宇多津北小学校
中央公園駐車場
マルナカスーパーセンター宇多津
utazu annnai(宇多津町役場ホームページより引用)
令和5年第20回『うたづの町家とおひなさん』イベント内容
宇多津は塩田や海運業で栄えた歴史のある街で、室町時代にはすでに四国の玄関口としての役割を果たしていたようです。
今は塩田が再開発されて商業施設が立ち並ぶエリアと、歴史の形が残る「古街(こまち)」と呼ばれるエリアがうまく融合して、風情のある街になっています。
しかし、この「古街」エリアは住民の高齢化や町屋の老朽化、空き家の増加などで元気が失われてきて、そこで、町おこしとして地域住民の手によって平成16年から始まった地域行事が『うたづの町家とおひなさん』です。
今ではおよそ2万人もの見物客が訪れる宇多津町を代表するイベントになりました。
催し物
あみのうら交流センターステージ(案内図㊽)
ダンスや歌、演奏などのステージイベント。
ステージ付近では飲食の出店もあり。
〈日時〉
- 3月4日(土曜日)・5日(日曜日) 午前10時~午後3時30分
〈場所〉
- あみのうら交流センター(案内図㊽)
※雨天時は、ステージイベントは保健センター4F(案内図①)
おはなまつり
子どもたちが元気よく白い象を引っ張ります。
〈日時〉
- 3月4日(土曜日)午後2時~3時30分
〈場所〉
- 本妙寺(54)~南隆寺
- 本妙寺を14:00に出発し西町⇒鍛冶屋町⇒今市⇒倉の前を通り、町役場の近くを歩いて、あみのうら交流センターを曲がり、南隆寺までのルートを子どもたちが白い象を引っ張ります。
※雨天の場合は南隆寺にて法要のみ
うたづの嫁入り福あるき
映像は第15回の時の様子です。
昭和初期の宇多津町の婚礼の様子を再現した嫁入り行列で、町ぐるみでお祝いをするあたたかいイベントです。
今回も、応募の中から選ばれた町内のご夫婦が花嫁・花婿役で参加するようです。
<日時>
- 3月5日(日曜日)午後1時~午後2時半
〈場所〉
- 宇夫階神社13:00出発~あみのうら交流センターステージ(案内図㊽)13:30頃 【町内練り歩き】
- あみのうら交流センターステージ14:00出発~古街の家(案内図㉙)14:30頃 【人力車による練り歩き】
※雨天時は保健センター4F(案内図①)にてお披露目します。
※わだもんが着物行列参加者を募集しています!
ジュラシックおひなさん(スタンプラリー)
うたづの町家とおひなさんの会場内に隠れた恐竜を探して、5ヶ所でスタンプを集めて、素敵な景品ゲットを目指してください。
※景品は18歳以下・両日先着300名
〈受付〉こめっせ宇多津(案内図㉟)
〈場所〉会場全域にて
20周年記念ギャラリー(案内図㉟)
実行委員会所有のひな人形の展示や、これまでの「うたづの町家とおひなさん」を振り返ることができるギャラリーです。
〈場所〉こめっせ宇多津(案内図㉟)
保健センター(案内図①)
- わだもん
*由緒ある雛道具をペーパークラフトで表現したものとミニ着物を展示
*打掛体験 スマホで写真撮影(一人2ポーズ500円)
日時:3月4日 13:30~15:00
<わだもんFacebookより引用>
- 地域の幼稚園・保育園・小学校・中学校の作品展示
- 風呂敷展示
- 苺一絵作品展示
- e 紙芝居
- 空き家の無料相談会 3月5日(日曜日)10:00~15:00
倉の館三角邸(案内図③)
- 和紙人形展
- 手描き友禅作品展示
- 人力車フォトスポット
※倉の館三角邸前は人力車フォトスポットになっています。人力車に座り、記念写真が撮れます。
<日時>
- 3月4日(土曜日)10:00~12:00 13:00~15:00
- 3月5日(日曜日)10:00~12:00
<車夫> 丸亀城お笑い人力車芸人・吉本芸人 大木亀丸
※雨天時は中止
中央コミュニティ(案内図ケ)
<おひなさまワークショップ>
クラフトバンドで、手のひらサイズのリース作り
時間:10:00~
料金:500円
※数量限定 材料がなくなり次第終了
滝の宮コミュニティ(案内図㊵)
おひなさまワークショップ2023
- 漆のペンダントトップ(3500円)
- 押し花かんざし(バチ型2000円 二又型1500円)
- 多肉植物寄せ植え(500円)
当日参加可能ですが、事前の予約がお勧めです。予約は宇多津町のホームページから。
会場内のトイレ・授乳室の場所
案内図㊽ あみのうら交流センター (障がい者対応トイレ)(授乳室あり)
案内図㉟ こめっせ宇多津 (障がい者対応トイレ)
案内図① 保健センター (障がい者対応トイレ)(授乳室あり)
案内図ケ 中央コミュニティ (授乳室あり)
案内図㊵ 池の宮コミュニティ (授乳室あり)
中央公園駐車場 (障がい者対応トイレ)
他にも、コミュニティ会館やお寺はトイレ使用可能になっているところもあるので、案内図を参考にしてください。
まとめ
本日は宇多津のひな祭りイベント「うたづの町家とおひなさん」に行ってきました。古民家に雛人形がたくさん並ぶ光景は美しいですね。宇多津の古街ってあまり歩いたことなかったので新鮮でした。古民家のみならず、新しい家やお寺などにも雛人形があって見応え十分でした! pic.twitter.com/pf4dQK2BZi
— リジス (@lidges) March 2, 2019
(2019年開催時の様子)
今年は20回目の節目ということもあり、実行委員会のみなさんや地域の方々は様々な趣向を凝らしており、ここには紹介しきれなかったワークショップやイベントにも出会えるかもしれません。
宇多津の古街エリアを歩きながら、窓格子から見えるお雛様は本当に素敵で、うっとりしてしまいます。中には、お庭まで開放しているお宅もあり、じっくり拝見することができます。親子3世代分のお雛様を飾られているお家や、おばあちゃんのお嫁入りの着物を飾ってある家など、その保管状態のよさにも感激すること間違いなしです。
街全体がお雛様のような、異空間にタイムスリップしたような一日を過ごしてみてはいかがでしょうか?素敵な着物の人やコスプレイヤーにも会えるかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
宇多津町公式ホームページはこちら
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