令和5年(2023)3月18日に開幕する第95回記念選抜高校野球大会の開会式で、香川県の高松第一高校2年生中村心澪(なかむらみれい)さんが君が代を独唱するそうです。中村さんのプロフィール、これまでの活躍の様子などをまとめてみました。
中村心澪さんのプロフィール・受賞歴
中村さんの声楽人生の始まりは、小学1年生の時、お姉さんのピアノの先生に教わりながら童謡を歌い始めたことがきっかけのようです。
小学生で初めて出た香川県のコンクールで銀賞受賞。
中学3年(高松市立屋島中学校)の時に出た『日本クラシック音楽コンクール全国大会』の声楽部門中学校女子の部では、第3位(第1位、第2位は該当者なし)でトップの成績を収めています。
高校は、高松第一高校の音楽科に進学しています。香川県には音楽科がある学校は2校しかないので、県下全域から音楽の道を究めたい生徒が集まり、日々練習に励んでいます。中村さんは音楽科声楽専攻で、昼休みも歌うほど練習熱心なのだとか。声楽・ピアノ・管弦打楽器それぞれにあわせて、約30名の指導者がついて充実した個人指導を進めているとのことで、中村さんも専門的なアドバイスを受けて改善点がわかり、今は歌うことの面白さが増しているようです。
その成果はコンクールの成績にも現れ、昨年10月に行われた『滝廉太郎コンクール』と11月の『全日本学生音楽コンクール声楽部門高校の部』で、ダブルで優勝を飾りました。
<滝廉太郎記念音楽祭Facebookより引用>
若い声楽家の登竜門とされる全国大会を二つとも制するのは、高松第一高校では初めてだそうです。日々の練習と、何より歌うことが楽しいという気持ちが一番のポイントではないかと思います。
中村心澪さんのご家族は?
中村さんは、お姉さんのピアノの先生に教わりながら童謡を歌い始めたということで、お姉さんがいることは確かな情報ですが、何歳年上なのか、また、ほかに兄弟姉妹はいるのか、ご両親の情報などはわかりませんでした。
一昨年夏に父方の祖父がお亡くなりになったとのことですが、そのおじいちゃんが野球好きで、生前「甲子園の開会式で歌ってほしい」とお願いされていたそうです。
甲子園には「祖父が導いてくれたのかな。本番も見守ってくれていると思う」と感謝の気持ちを表していました。
中村心澪さんの国歌独唱について
中村さんは香川大会の開会式でも国歌独唱した経験があり、球場で歌うのは今回で2度目です。甲子園に足を運ぶのは初めてだそうで、緊張していると言いつつも、「思いっきり歌うので、皆さんの心にエネルギーを届けられたら嬉しい」(毎日新聞2023/3/2付けより)と、意気込みを見せています。普段はイタリア語の曲を歌うことが多いため、『君が代』を歌うときはイタリア語とは違った日本語のやわらかい響きや、言葉の大切なところを引き立てて行くような歌い方をしたいとポイントを話していました。
中村心澪さんの将来の夢は?
中村さんの思い描く将来は、「どんな言語にも対応し、様々な表現ができるオペラ歌手」を目指しており、3月末から本場のオペラを学ぶためウィーンへ短期留学をすることも決まっているそうです。
第95回記念選抜高校野球大会について
今年の春のセンバツには、香川県から英明と高松商業の2校が出場します。香川県から2校がセンバツに出場するのは2016年以来7年ぶりのことで、高校野球ファンは大いに盛り上がっています。それに加えて、選手宣誓は、高松商業の横井主将、君が代独唱は高松第一高校の中村さんと、とにかく香川県が熱いです。
まとめ
3月18日 開会式
- 全出場校による入場行進
- 選手宣誓 高松商業 横井亮太主将
- 国歌独唱 高松一高 中村心澪さん
第2日第3試合 英明 VS 智弁和歌山
第7日第2試合 高松商 VS 東邦-鳥取城北の勝者
全出場校の選手が参加しての開会式は4年ぶり。今回のセンバツは開会式から目が離せませんね。
最後までお読みいただき、有難うございました。
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