西本裕矢さん『高松国際ピアノコンクール』入賞!プロフィール、高校・大学、受賞歴は?

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世界の優れた若手ピアニストを発掘育成しようと、4年に1回高松で開かれている国際ピアノコンクールで、今大会で唯一の香川県出身の出場者だった西本裕矢さんが、大会通算で県人として初めての本選進出の4位入賞を果たしました。

今、香川では最も注目されているピアニストと言っても過言ではない西本さんのプロフィール、出身校、現在の在学情報、これまでの活躍の様子などをまとめてみました。

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高松国際ピアノコンクールとは?

高松国際ピアノコンクールは、2006年に四国で初めての地元主導の国際的な音楽コンクールとして開催し、以後4年ごとに開催する。
世界の優れたピアニストを発掘し育てていくことを目的とし、地元の若者たちには自己の成長に向けた“夢”と“目標”を育む好機を与え、一流の音楽家と触れ合う機会を通じて国際交流の輪を広げ、地域の音楽文化の発展に貢献することを目指す。

(高松国際ピアノコンクール公式ホームページより引用)

第5回目の今回は、当初の予定だと2022年でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大のため、世界各国から出場者や審査員を招くことが出来ず、やむなく1年の延期となりました。予備審査を通過(50名)して、辞退者を除く登録45名で、第1次、第2次、第3次、本選と勝ち抜きながら約2週間に渡る長期戦を戦いました。西本さんのことを調べれば調べるほど、ピアノコンクールの過酷さ、素晴らしさを知ることになりました。

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西本裕矢さんのプロフィール

目がクリっとした可愛らしい雰囲気のイケメン西本さんは、2002年7月19日香川県生まれの20歳の青年です。(ちなみに、将棋の藤井聡太さんと同じ日です。天才が誕生する日のようです)

小学校は広島県、中学校は埼玉県の中学校に通っていたとの情報がありましたので、転勤族のご家庭でしょうか?

ピアノを始めたのは、2歳半ごろ。お母様の手ほどきだったようです。最初の教本は「ヤマハ オルガン・ピアノの教本」。3歳になるころには、もう夢中になってピアノを弾いたり歌ったりしていたといいますから、まさに天才ですね。きっと、西本さんを取り巻く環境が素敵なピアノの音色や歌声に包まれていたのでしょう。小学生の時にソリストとして参加した演奏会のリポートでは、『親子三人で演奏会に協力下さいます』とのコメントもあったので、お父様もきっと音楽がお好きな方だと思われます。

西本裕矢さんの小学校、中学校時代

広島市立楽々園小学校卒業

*広島の市街地からは少し離れた、宮島にほど近い、田舎の中規模の小学校です。このころから、多くの演奏活動をしており、広島県立美術館主催の記念演奏会に出演したり、小学5年生の時には、「コジマ・ムジカ・コレギア定期演奏会」でオーケストラの舞台でピアノのソリストをつとめています。ちびっこスターと絶賛されていました。

また、2014年にはフランス・パリユネスコ大会議場で行われた「広島平和演奏会」、翌年は東京の紀尾井ホールで行われた「広島平和演奏会」に出演しています。

さいたま市立宮原中学校卒業

*こちらの中学校は宇宙飛行士の若田光一さんも同窓のようです。世界に羽ばたく逸材が少なくとも二人も出ているなんてすごいですよね。中学校時代の西本さんは、学校行事の合唱コンクールの伴奏から、地元の埼玉会館で東京交響楽団とラフマニノフ『ピアノ協奏曲第2番』を共演したりと幅広く活躍していたようです。

西本裕矢さんの高校・大学は?

東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校ピアノ専攻卒業

通称、藝大附属や藝高と呼ばれている、偏差値も倍率も高い高校です。全国から音楽への道を究めたい学生が集まる、国内で唯一の国立芸術高校です。藝高からは藝大に進学する人がほとんどで、西本さんもそのまま藝大ピアノ専攻へと進んでいます。

東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻 在学中  

ヤマハ音楽支援制度の奨学生、東京藝大宗次德二特待奨学生に選ばれていることから、その将来に期待がかかる様子が伺えます。

演奏活動にも精力的で、2018年には広島にて「西本裕矢ピアノリサイタル」を開催。2020年9月 ヤマハ銀座コンサートサロンにて「西本裕矢&小西健太郎 ピアノ&ヴァイオリンコンサート」を開催。現在も大学に通う傍ら、全国各地のリサイタルやコンクールに出場されています。

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西本裕矢さんの受賞歴

2008年 ヤマハPTCピアノコンクール飛び級で優秀賞

2009年 第26回香川ジュニア音楽コンクール金賞第1位・西日本放送賞受賞

*この2つの受賞を見ただけでも、一般的にピアノを習っている子どもたち、また親御さんからしたら、憧れの受賞です。でも、西本さんはここからが違う。天才の実力発揮です。

2011年 第12回ショパン国際ピアノコンクールin ASIA小学部門アジア大会金賞第1位、コンチェルトA部門(15歳以下)アジア大会 大会部門史上最年少で金賞第1位

2012年 第13回大阪国際音楽コンクールファイナル第2位

2016年 第3回スタインウェイ・コンクール全国大会カテゴリーC第1位

2016年 第70回全日本学生音楽コンクール中学生の部全国大会第2位

2019年 第9回安川加壽子記念コンクールファイナリスト

2021年 第31回ブルクハルト国際音楽コンクール第1位

このように、本当に若干20歳なのと思うくらい数多くの受賞歴があり、驚くばかりです。

そして、今回「第5回高松国際ピアノコンクール」で4位入賞の受賞歴が加わりました。

2023年 第5回高松国際ピアノコンクール 第4位

今後もますますの期待が高まります。

西本裕矢さんの将来の夢は?

これまでに、国内外を問わず多くのコンクールやコンサートに出演したり、藝大附属高校時代には、ウィーン・ハンガリー演奏研修旅行に参加したりして、見聞を広め、また、活躍の場を広げてきました。今後は、海外での留学生活も視野にいれ、世界で活躍する演奏家になりたいと目標を立てているようです。音楽だけではなく、一人で社会生活が営めるように語学学習や料理の修行にも励んでいるそうです。

まとめ

高松国際ピアノコンクールの入賞会見で、西本さんは「幼少期から練習を積んできたラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を故郷で奏でられて運命的なものを感じた」と話しており、また、香川県知事を表敬訪問した際には、「音楽の表現を考える際、瀬戸内の美しい島々や青空は必ず思い浮かぶ」と、生まれ故郷の香川に寄せる思いを語っています。西本さんが香川県に住んでいたのは、小学校入学前の幼少期だけですが、彼の音楽のルーツは香川県にあると思うと、香川県人としてすごく誇らしい気持ちになります。

私の子供もヤマハ音楽教室で10年余りピアノを続けております。西本さんの記事を書いた後に書くのは憚られるくらいレベルが違いますが、ピアノ愛好家として、香川県出身の音楽家が入賞したのは、すごく励みになります。今、ピアノを習っている子供たち、親御さん、みんな同じ気持ちじゃないでしょうか。いつかコンクールに出場したい希望を持って、ちびっ子ピアニストが増えるかもしれませんね。

最後までお読みいただき、有難うございました。

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